一般社団法人日本建設業連合会(以下、日建連)は建設業界を代表する団体として、2001年度からCO2排出量を調査してきました。年々CO2排出量の計測は重要性を増し、同時に集計担当者の負担も増しています。
そういった社会的背景から、担当者の負担を減らすために、産業廃棄物の収集運搬時にかかるCO2排出量を自動で算定するサービスが誕生しました。
この記事では、産業廃棄物運搬時のCO2排出量を自動で算定する、当社リバスタの産廃CO2サービスを紹介いたします。
目次
建設現場の廃棄物輸送に係るCO2排出量が把握できる、産廃CO2とは?
産廃CO2とは、電子マニフェストサービス「e-reverse.com」で作成したマニフェスト情報から、産業廃棄物運搬時のCO2排出量を自動算定するサービスです。
産廃CO2サービスを使えば、排出されるCO2の量を把握することができます。CO2排出量を把握・可視化することで、CO2排出量削減の行動目標を決めることができ、進捗状況の把握も可能です。

産廃CO2サービスの3つの強み
産廃CO2サービスには3つの強みがあります。①システムから自動でCO2排出量を算定する、② 1輸送ごとにCO2排出量がわかる、③日建連への報告や経営指標として使用できる、この3つです。順番に説明しましょう。
①システムから自動でCO2排出量を算定
産廃CO2サービスにはシステムから自動でCO2排出量を算定してくれる機能があります。
従来、CO2排出量を把握しようとした場合、現場で担当者がドライバーにヒアリングして、毎日エクセル入力して管理していたでしょう。そして、現場担当者が入力したデータを、支店や本社の担当者が集計して管理している会社が多いと思います。
ですが、エクセルでデータを管理するのって本当に大変です。毎日データを入力する作業も大変ですが、後でデータの入力ミスに気づいた場合、さかのぼってデータを追いかけるのは、大変なんてものではありません。何日か前のデータを正しく修正するなど実際には不可能でしょう。細かいことを覚えている人などいませんし、細かな記録がちゃんと残っているとは限らないからです。
ですが、自動で算定してくれるなら、現場担当者は大量のデータ入力作業から開放されます。支店や本社の担当者もデータの入力ミスが減るわけですから、管理も楽です。
②1輸送ごとにCO2排出量がわかる
また、産廃CO2では1輸送ごとにCO2排出量がわかります。
なぜなら、電子マニフェストが1輸送ごとに管理しているからです。電子マニフェストのデータと連携しているので、電子マニフェストの情報から同一の運搬車を推測し、CO2の排出量も1輸送ごとに把握できます。
③日建連への報告や経営指標として使用できる
さらに、産廃CO2で集計したデータを、日建連への報告や経営指標として使用できます。
手作業でエクセルに入力していたデータを集計していると、日建連への報告に必要なデータや、経営指標として必要なデータを取り忘れてしまったりします。また、そのままのデータだと使えないので、変換作業をしないとけません。
ですが、産廃CO2なら、データの取り忘れで報告ができないという事態を避けられます。データの取り忘れが無いので、虚偽の報告をする心配がありません。安心してデータを使用できます。
また、自動で算出してくれるので、そのままデータを報告書に載せるだけですから、簡単でとても楽ちんです。

まとめ
産廃CO2とは、電子マニフェストサービス「e-reverse.com」で作成したマニフェスト情報から、産業廃棄物運搬時のCO₂排出量を自動算定するサービスです。産廃CO2を使えば、CO2排出量を把握することでCO2排出量削減の行動目標を決めることができ、進捗状況も把握が可能です。
産廃CO2には3つのメリットがあります。
- システムから自動でCO2排出量を算定
- 1輸送ごとにCO₂排出量がわかる
- 日建連への報告や経営指標として使用できる
システムの操作に関しての 説明会が随時開催されていますので、ご興味ありましたら一度ご参加いただければと思います。この記事をもとに産廃CO2サービスのことを知っていただき、ご興味を持っていただけたら大変嬉しいです。
リバスタは、建設業界のCO2算出や改善サービスに取り組んでいます。ぜひお気軽にご相談ください。
産廃CO2サービスはこちら▼
https://www.e-reverse.com/option/co2/
産廃CO2サービスの説明会はこちら▼

この記事の監修
リバスタ編集部
「つくる」の現場から未来を創造する、をコンセプトに、建設業界に関わる皆さまの役に立つ、脱炭素情報や現場で起こるCO2対策の情報、業界の取り組み事例など、様々なテーマを発信します。








